良いも悪いもコーデック次第

Bluetoothを伝送路として使う場合、プレーヤーの中で電波に乗せるときに、音楽データはいったんDACでアナログにされ、別の方法で圧縮梱包されて電波に乗る。この圧縮の方法をコーデックと呼びます。Bluetoothオーディオで使われてきたコーデックはSBCだったのですが、効率優先のコーデックだったために遅延や周波数帯域の点でデジタルなのに音が劣化という印象は否めませんでした。Bluetoothオーディオは音が悪すぎて話にならす、ですから無線はダメという、もっともらしい都市伝説はSBCコーデックが犯人だといってもいいでしょう。現在、一般的に使われるコーデックがiPhoneならAAC、Androidならapt-Xになったことで、音質は飛躍的に改善された。受信側にしっかりした電源を持ったちゃんとしたアナログアンプがあれば十分に妥協できるものになっている。昨年(2016年)登場したapt-X HDは、さらに高音質を手に入れたのです。また、LDACはソニーが開発したコーデックで、ハイレゾ音源をそのまま梱包できる。小さな箱に大きな情報は入らないが、大きな箱なら小さな情報も大きな情報も入る。まるでAmazonの段ボール箱のような理屈だが、とにかく、音楽データを再サンプリングしないでそのまま伝送してしまえる点が有利で、それが高音質を支えています。Android Oは、どうやら新たにこのコーデックをサポートするようになるようです。
 

18. 5月 2017 by admin
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