より自立し、生活の質を向上させるには

IBM Researchとカーネギーメロン大学が、視覚障害者をサポートするスマホ向けアプリ制作用プラットフォームを開発したそうです。名称は「Human-scale Localization Platform(HULOP)」と言うそうで、視覚の障害を持つ人が自分だけで歩いたり買い物ができるようにサポートするとのこと。このHULOPで作られた試作アプリを「NavCog」と呼ぶそうで、App Storeで無料でサービスされるそうです。このNavCogを使うことで、カーネギーメロン大学内に置かれているBluetoothのビーコンからの情報と、スマホのセンサを合わせて大学の中の道案内をしてくれるんだそうです。イヤホンを使うと音声でも案内を具体的にしてくれるとか。バイブ機能も利用されるとのこと。また、今後はスマホのカメラを使って、物や人の認識、名前やその表情までも伝えられるようにしたい、としているそうです。そしてこの開発に携わっているのが、IBMフェローの浅川智恵子という女性。全盲でありながら、IBMフェローというIBM技術者の最高職位にいる方なんだそうです。最近、やっと視覚障害を持つ人がネットでの仕事だと自力でも仕事ができるようになったものの、現実の世界ではまだまだですよね。障害を持つ人でも「より自立し、生活の質を向上させるには、ユビキタスな接続性を屋内と屋内に張り巡らさなければならない」とおっしゃっているそうです。このようなサポート体制が大学内から世界に広がると良いですね。

22. 10月 2015 by admin
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